2014年1月4日土曜日

Hey Hey, My My


ニール・ヤング…Neil Young & Crazy Horse名義で1979年に発表された「Rust Never Sleeps」の9曲目、ラストを締めくくるニールの爆音ギターが冴え渡るロックナンバー。歌詞にジョニー・ロットンと出てくるがこのアルバム自体が1979年当時流行っていたパンクロック/ニューウェーブに共鳴したアルバムだと言われている。パンクムーヴメントの中心に居たセックス・ピストルズのジョニー・ロットン…ジョン・ライドンはかつて「ロックは死んだ」などと言ったとか。この「Hey Hey, My My」はそれに対するニールなりの解答だと言える。「ロックは死なない」まさにニールの意思表示とも言える歌だと言える。「錆び付くよりも、燃え尽きた方がいい」と、歪みまくった爆音の様なギタープレイの中で悲鳴の様なニールの悲痛なヴォーカルが叫びまくる。これぞニール・ヤングの真骨頂である。もちろんニールの魅力はそこだけではなくこのアルバムの前半を彩るアコースティックな楽曲、ニールのか弱いながらも味のあるヴォーカル、無骨だが繊細さも兼ね備えているアコースティックギタープレイ、これもまたニールの魅力のひとつであると言える。

カナダ・トロント出身のニール・ヤングは2013年で68歳。年々凄みを増す一方で、しかしそこに安住する様な事はしないで精力的に作品も作り続けている、アーティストの鏡の様な人。これからも身体だけは気をつけて長く歌い続けてほしいアーティストのひとりである。


2001年フジ・ロックより「Hey Hey, My My」


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