10月22日は、俳優の黒部進の誕生日です。1966年に特撮ドラマ「ウルトラマン」主人公のハヤタ役を演じる。
黒部 進(くろべ すすむ、本名:吉本 隆志(よしもと たかし)、1939年〈昭和14年〉10月22日 - )は、日本の俳優。富山県黒部市出身。富山県立桜井高等学校、中央大学経済学部卒業。竹内事務所、アクターズプロモーションを経て、アートプロモーションに所属。
女優の吉本多香美は長女。
特技は、乗馬。趣味は、アフリカ旅行、陶芸、料理。
『ウルトラマン』への出演を経て仕事が減り、不安を覚えていた31歳の時、日本テレビのカメラマンとなっていた高校の先輩の言葉に刺激され、オートバイでアフリカ大陸の横断に臨む。サハラ砂漠の横断こそ断念したもののアフリカ大陸に魅せられて以来、ケニアの孤児院建設や里親募集運動などにも携わっている。
ヒーロー役から悪役へ転じたことについては、三枚目としてそれなりに思う通りの役作りができて楽しかったという。
既婚で二女あり。長女の吉本多香美は女優として活動し、平成ウルトラシリーズ第1作『ウルトラマンティガ』でレナ隊員役としてレギュラー出演した。また、多香美とはタマノイ酢「はちみつ黒酢」のCMで父娘共演し、2008年公開の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』でもハヤタ役と娘役で共演を果たしている。多香美の芸能界志望を知った時には猛反対していたが、妻から「あなた自身がやってきたことを、なぜ娘がしてはいけないの」と問われて反論できず認め、それ以降は応援する側に転じた。
CMで多香美と共演した際に、娘の出演料が自分より多くがっかりしたという。
ハヤタ役への起用当時、先輩俳優たちからは「ヒーローなんて若い役者がやるもんじゃない」との苦言を呈されており、自身もできればやりたくなかったが、食べていくために務めた。自分の感覚でスマートに務めたが、ややガニ股だったため、監督からは格好よく走るよう注意された。また、科学特捜隊のオレンジ色のユニフォームを着るのにも抵抗があった。週に1本撮るべきところが第1話で1か月もかかるなど撮影スケジュールはとにかく忙しかったため、本放送の期間中は毎回の完成試写に出席することはおろか、1話を通して見たこともなかったという。
実際に6話ほどを通して見たのは1998年の60歳当時に『ハヤタとして、父として』を出版する際だった。本編の面白さや出来に感心し、これならファンが付くだろうと納得したが、台本で頭に入っていたものの展開までは知らなかったため、以前は呼ばれても話せなかった。数度のブームを経て海外での評価などにも耳を傾けるうち、スタッフと共に作って出演したことに、誇りを持てるようになったという。
『ウルトラマン』で印象深い怪獣に、ピグモン、ウー、ゼットンを挙げている。引用元:黒部進 - Wikipedia