2022年10月31日月曜日

富山敬



10月31日は、声優・俳優・歌手の富山敬の誕生日です。1995年9月25日没。56歳。

富山 敬(とみやま けい、1938年10月31日 - 1995年9月25日)は、日本の声優、俳優、歌手。本名は冨山邦親(とみやまくにちか)。ぷろだくしょんバオバブに所属していた。

声優の初仕事は、1957年に放送された東北放送のラジオドラマ『源九郎物語』へのレギュラー出演。当時、声優業は俳優たちの副業であり、富山自身も最初は芝居や生活の資金稼ぎのため行っていた。

1968年、オーディションで『佐武と市捕物控』の主人公・佐武の声に抜擢され初主演を飾る。以降は1969年に『タイガーマスク』で主人公・伊達直人を、『男一匹ガキ大将』の戸川万吉を演じるなどアニメーションでの主演が増え、富山自身の人気も高くなる。

1974年、『宇宙戦艦ヤマト』にて主人公の古代進を演じる。同作のヒットも伴い、富山は多数の人気声優ランキングで上位を飾るなど人気を不動のものとした。

1976年、青二プロダクションへ移籍。

1979年、富田耕生らと青二プロダクションを退所し、ぷろだくしょんバオバブを立ち上げる。同時期には2枚のアルバムをリリースし、1980年にはバオバブ所属声優で結成した劇団がらくた工房(現:劇団すごろく)にて約10年ぶりに舞台活動も再開した。

1980年代に入っても多くの作品に出演。『ゲゲゲの鬼太郎(第3作)』のねずみ男役や『それいけ!アンパンマン』のSLマンなど、主演だけでなく様々な役を担当した。1990年代には『ちびまる子ちゃん』で、主人公のまる子の祖父・さくら友蔵の声を担当したほか、SFアニメ『銀河英雄伝説』シリーズで主人公ヤン・ウェンリーを長期にわたり担当し、結果的に富山の晩年を代表するキャラクターとなった。

1995年8月18日、『ちびまる子ちゃん 第2期』第37話「呪いの貸本」の巻(1995年9月17日放送)の収録後に「目の調子が悪い」と訴える。同年8月21日に突然倒れ、東京都新宿区の東京医科大学病院に入院。検査の結果、末期の膵臓癌と診断された。仕事を優先する姿勢と人気声優としての多忙が災いして発見が遅れてしまい、既に手遅れの状態だったという。同年9月25日午前9時7分に死去。56歳没(享年57)。翌年6月に公開された『APO APOワールド ジャイアント馬場90分一本勝負』の郵便配達人役が遺作となった。

声をあてた人間が素顔を晒すと、視聴者に対するそのキャラクターの印象を変えかねないとの配慮から、「声優は表に顔を出すものではない」とも語っていた。ただし歌手・ナレーターとしてはレコードジャケットなどに顔写真を載せていた他、『タイムボカンシリーズ』では自身がモデルのキャラクターが登場していた。また、1988年によみうりテレビが開局30周年で放送した特番「よみうりテレビ・アニメ30年史」にゲスト出演してホスト役の神谷明と対談した際に、『タイガーマスク』で伊達直人役を演じていた当時、クイズ番組で伊達直人役が誰かというのを当てさせる問題に出演したことを語っている(回答者の誰も正解できなかったという)。

仕事第一主義の人物として知られている。1994年頃から体調が悪くなっていたが「自分が休むことで他人に迷惑がかかる」と体調をおして仕事を優先しており、1995年8月21日に倒れた際もやはり仕事を優先しようとしていた。

本人によれば「教えるのはあまり得意ではない」という理由から、声優養成所の講師など後進の育成や指導にはあたっていなかった。

引用元:富山敬 - Wikipedia







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