イギリス出身ヘヴィ・メタルのレジェンド、モーターヘッドの1979年発表の3rdアルバム「Bomber」当時アナログ盤での邦題に「ヘヴィ・メタル・ボンバー!モーターヘッド 襲来!」と付けられていた。現在では単に「ボマー」となっていますが、当時を知るものとしてはやはりこの大げさ且つ陳腐な邦題に心引かれるものがあります。
1979年当時の自分はまだ小学生。クイーンだボストンだビリー・ジョエルだピンク・フロイドだレッド・ツェッペリンだディープ・パープルだレインボーだマイケル・シェンカーだので洋楽体験間もない頃で、とにかくいろんな音楽を知ってやろうとラジオやレコードやカセットなどを色々聴きまくり始めた時期だった。
折しも洋楽系雑誌ではヘヴィ・メタル・ムーブメントが紹介され出した頃。その中でとにかく「早い」とにかく「やかましい」とにかく「汚い」などの紹介文に踊らされ、どんなもんだろうと興味津々だったのが当時のモーターヘッド。で、試しに買ってしまったのがこの「Bomber」。初めてレコードで聴いた率直な感想は…あれ、ちょっと肩すかし?もっとぐしゃぐしゃな感じを想像していたので結構まともな感じだったのが正直期待はずれだったのをよく覚えている。しかし聴き込んでいくうちに、これは良く出来たロックンロールアルバムだなと思い始めた。そうこうしているうちにあの傑作の「エース・オブ・スペイズ」そして「極悪ライヴ」のリリース…自分にとってのモーターヘッドはここら辺がピークであった。この後メンバーチェンジを繰り返していく訳だが、やはりこの「Bomber」辺りの3人メンバーの音に勝るものは無いと今でも思っている。
2015年現在ももちろん活動中、モーターヘッドの連中は世界中を駆け回っている。レミーの体力が続く限りモーターヘッドも続いていく事でしょうな。
MOTÖRHEAD、7/8に2ndアルバム『Overkill』、3rdアルバム『Bomber』を含む過去10タイトルをリイシュー決定! | 激ロック ニュース
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