2023年3月23日木曜日

潮健児 (泉正夫・潮建志・潮建磁)



3月23日は、俳優の潮健児(うしお けんじ)の誕生日です。1993年9月19日没。68歳。数々の現代劇から時代劇、特撮物に出演した名バイプレーヤーだが、その存在感を示したのは「仮面ライダー」における「地獄大使」だろう。

潮 健児(うしお けんじ、1925年3月23日 - 1993年9月19日)は、日本の俳優。本名:益戸 正雄(ますど まさお)。別名義:潮 健志・潮 健磁・泉 正夫。

東京府荏原郡出身。オノプロに所属していた。

旧制 専修大学予科在学中に応召し、陸軍飛行学校に入る。太平洋戦争終結後の1945年に友人の紹介で古川ロッパの一座に入団するも、1947年に退団し、専修大学専門部経済学科に通いながら、小劇団を転々とする。

1949年、太泉映画と契約し、翌年『執行猶予』(佐分利信監督)で映画デビュー。以来、太泉映画の後身である東映において長きに渡り、脇役として活動。千葉真一主演の『ファンキーハットの快男児シリーズ』でのコミカルで憎めない役柄や『極道』シリーズ(若山富三郎主演)。『網走番外地』シリーズ(高倉健主演、石井輝男監督)などの任侠映画や、今井正監督作品などに欠かせない個性的な名バイプレーヤーとして活躍した。特撮番組の『悪魔くん』のメフィスト弟(吉田義夫の代役)、『仮面ライダー』シリーズの地獄大使と暗闇大使を演じた。

『千葉真一とザ・サタンズ』のドラマーとして、九州巡業や東京のジャズ喫茶でライブを行い、その際には司会も兼務していた。千葉はデビューしてから、潮に相談相手になってもらってもいた。

1993年の『第32回日本SF大会 DAICON6』にゲストとして招待されたが、出演する企画の前夜にホテルの部屋で倒れた。付き添いの唐沢俊一は止めるよう勧めたが、体調不良を隠して出演。暗黒星雲賞ゲスト部門を受賞した。本人も喜んでいたが、これが実質上「地獄大使の最後のステージ」となった。

1993年9月19日 午前0時28分。肝硬変のため、神奈川県川崎市高津区の虎の門病院分院にて死去。68歳没。生涯独身だった。亡くなる2日前に、自伝『星を喰った男』の出版記念パーティーの会場にて車椅子姿で出席したのが最後の活動となった。

従兄弟に安藤三男。鈴村展弘は、平山亨の紹介で一時期、潮の運転手を務めていた。

引用元:潮健児 - Wikipedia













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