1月1日は、歌手・俳優の尾崎紀世彦の誕生日です。2012年5月30日没。69歳。
尾崎 紀世彦(おざき きよひこ、1943年〈昭和18年〉1月1日 - 2012年〈平成24年〉5月30日)は、日本のポップス歌手。神奈川県茅ヶ崎市出身。1960年にハワイアンバンド「ヒロ・ハワイアンズ」結成、1965年にカントリーバンド「ジミー時田とマウンテンプレイボーイズ」加入。1967年からコーラス・グループ「ザ・ワンダース」を経て、1970年にソロ歌手としてデビュー。愛称は「キーヨ」。ダイナミックな歌唱力と、立派なもみあげや髭がトレードマーク。
日音の村上司プロデューサー(後の日音・社長、会長)の熱心な働き掛けがあり、1970年8月に「別れの夜明け」でフィリップス・レコードよりソロデビュー。デビューにあたって、「ザ・ワンダース」のリーダー小栗俊雄が歌手を引退、日音に所属し尾崎のディレクターとなった。ダイナミックな歌唱は業界内で話題となるが、同年9月、タクシー乗車中に六重衝突という交通事故に巻き込まれ、4ヶ月に及ぶ入院生活でレコードの宣伝活動ができず売れなかった。
1971年、「また逢う日まで」「さよならをもう一度」「雪が降る」「愛する人はひとり」が次々とヒット、出身地・茅ヶ崎ではワンマン・ショー、大阪にて初のソロ・コンサートを開催する。2枚目のシングル「また逢う日まで」が売り上げ100万枚を突破、第13回日本レコード大賞大賞と第2回日本歌謡大賞大賞をダブル受賞する。日本レコード大賞を受賞した際に両手でVサインを、さらにトロフィーを持ち上げて笑顔でVサインをしたパフォーマンスは、今もテレビで流れる名シーンである。
同年、『第22回NHK紅白歌合戦』に白組トップバッターとして初出場する。翌1972年、「ふたりは若かった」「こころの炎燃やしただけで」「あなたに賭ける」とヒットを重ね、「ゴッドファーザー〜愛のテーマ」 (日本語詞) で、紅白歌合戦に連続出場。1990年にも『第41回NHK紅白歌合戦』に出場している。
1987年には「サマー・ラブ」がスマッシュヒットする。1994年より、音楽バラエティ番組である『THE夜もヒッパレ』にも出演。1995年、ソロデビュー25周年の記念コンサートを開催する。 同年に放送されたアニメ『空想科学世界ガリバーボーイ』では、主題歌「燃えろ!ガリバーボーイ」を熱唱し、この番組で尾崎の歌声を知った若者も多い。
2011年4月、翌5月に公演予定のコンサートを「病気療養のため中止する」旨、主催者より発表される。翌年5月、度重なる取材・報道に対し「1年以上前から入院している」ことが、親族より明かされた。2012年5月30日、肝臓癌のため東京都内の病院で死去。69歳没。