5月17日は、アメリカの歌手・ソングライターのドナ・サマーの命日です。2012年5月17日没。63歳。70年代後半から80年代前半にかけてディスコ・ミュージックの第一人者として活躍し「ディスコの女王」(Queen of Disco)と呼ばれ一世を風靡、日本でもさまざまなヒット曲を飛ばした。
ドナ・サマー(Donna Summer、1948年12月31日 - 2012年5月17日)は、アメリカ合衆国の歌手、ソングライター。マサチューセッツ州ボストン近郊のドーチェスター出身。グラミー賞を5回受賞した。
ディスコの女王(Queen of Disco)の異名を持つ。
1968年にミュージカル「ヘアー」のヨーロッパ公演でデビュー、1971年にファーストシングル、1974年にファーストアルバムを発表した。
1970年代にジョルジオ・モロダーのプロデュースにより、ディスコ・ミュージックの第一人者として活躍し「ディスコの女王」(Queen of Disco)と呼ばれ、一世を風靡した。70年代後半のディスコではシルヴェスター、ヴィレッジ・ピープルらの「ゲイ・ディスコ」が人気となっていた。アメリカのディスコの客は黒人とゲイが多かったが、ゲイの男性から特に支持されていたのが、ドナ・サマーである。他にゲイの男性を中心として、グロリア・ゲイナー、ダイアナ・ロス、メルバ・ムーア、ロリータ・ハロウェイらもディスコの女王という見方をされた。彼女は、75年から80年にかけて「ホット・スタッフ」「愛の誘惑」「アイ・フィール・ラブ」「マッカーサー・パーク」「バッド・ガール」「ワンダラー」「ラスト・ダンス」「ヘブン・ノウズ」「オン・ザ・レイディオ」「ディム・オール・ザ・ライト」 などのヒットを放った。81年は不調だったが、その後も「ラブ・イズ・イン・コントロール」(1982)「情熱物語」(1983)をヒットさせている。84年から88年にかけては、はっきり低迷状態となり、過去の人扱いされた。しかしサマーは「イッツ・フォー・リアル」(1989)のカム・バック・ヒットを放つことができた。
1980年にデヴィッド・ゲフィン率いるゲフィン・レコードへ古巣のカサブランカ・レコードから移籍。
1990年代から2000年代にかけては目立ったヒット曲はないが、元祖ディスコクイーンたる由縁か、ビルボードのダンスまたはクラブ・チャートにおいてトップ10入りする常連であった。1992年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を獲得した。
2008年5月に9年ぶり(オリジナルアルバムとしては17年ぶり)となる『Crayons』を発表、ここからのシングル3曲「I'm a Fire」「Stamp Your Feet」「Fame (The Game)」そして「To Paris With Love」が2008年から2010年にかけて4曲連続でビルボードのダンス・チャートで1位を記録。「To Paris With Love」は、彼女にとってビルボードの各シングル・チャートにおける通算22曲目の1位となった。
2012年5月17日朝、フロリダ州ネイプルズで、肺がんのため死去。享年63歳。 なお、彼女は喫煙者ではなかった。