3月2日は、アメリカ出身のロックミュージシャン、ルー・リード(Lou Reed)の誕生日です。1965年にヴェルヴェット・アンダーグラウンドを結成。1967年に「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」でデビュー。1970年に脱退後ソロで活動。シングル「ワイルド・サイドを歩け」などのヒット曲を持つ。時代やアルバムごとにアプローチを転換しながら、その強烈な個性によって作品をあくまでポピュラーなロックサウンドとして成立させる手腕を見せる一方、アプローチ転換の結果としてファンやプレスを当惑させるような「問題作」も発表した。2013年10月27日、肝臓疾患の関連病のため自宅で死去。71歳没。
ルー・リード(Lou Reed、1942年3月2日 - 2013年10月27日)は、アメリカ合衆国のロック・ミュージシャンである。本名ルイス・アレン・リード (Lewis Allen Reed)。
1960年代にロック・バンドのヴェルヴェット・アンダーグラウンドを結成してデビューし、1970年にソロ活動を開始して、同時期にデビューしたデヴィッド・ボウイを始めパンク・ロック/ニュー・ウェイヴ、オルタナティヴ・ロック、ひいては音楽界全体に計り知れない影響及ぼした。ボブ・ディランと並びロック・ミュージックにおける芸術性の向上、そのイノヴェーションに多大な貢献を果たした、20世紀以降における最も重要なアーティストの一人である。
1996年にヴェルヴェット・アンダーグラウンド名義、没後の2015年にソロ名義で『ロックの殿堂』入りを果たした。
前衛性とポップさを兼ね備えた斬新かつ挑戦的な音楽性、陰翳と知性に富みながらも様々なスタイルを持つボーカル、音像を形成する上で欠かせないオリジナリティ溢れる独創的なギター・プレイ、人間の暗部を深く鋭く見つめる独特の詩世界を持つ類まれなるミュージシャンである。
ロックンロール、フォーク、ソウルなどのトラディショナルなポピュラー音楽を源流に持ちながら、時に個性的なボーカルやギターを無視してまでも時流とも向き合いつつ我が道を歩み続けている。時代ごとにパートナーを一新してはアルバムごとに特色を打ち出す、多彩な音楽性を往還しながらあくまでもそれらをロックとして成立させる、いくつかの例外を除いて一貫して自作の詩を重視するなど、多くの偏屈とも言えるこだわりを堅持し続ける彼の信奉者はいまだに多く、現在もなおファンや音楽評論家、他のミュージシャンから広く賞賛を浴びている。
2013年に入ってから肝臓の移植手術を受けたことがメディアで報じられた。術後に妻ローリー・アンダーソンとの外出写真が出るなどしたが、10月27日、肝臓疾患の関連病のためニューヨーク州サウサンプトンにある自宅で死去。71歳没。