3月25日は、アメリカの女性レーシングドライバーのダニカ・パトリック(Danica Patrick)の誕生日です。主にインディカーやNASCARで活躍した。2008年ツインリンクもてぎで行われた第3戦インディジャパン300でインディカー史上初の女性ドライバーの優勝を遂げた。2018年で引退した。
ダニカ・スー・パトリック(Danica Sue Patrick、1982年3月25日 - )は、アメリカ合衆国出身の女性レーシングドライバー。
北米のフォーミュラ選手権インディカー・シリーズにおいて、女性レーサーとして史上初の優勝実績を持つ。
10歳でカートレースにデビュー。1997年に世界カート協会グランド・ナショナル選手権HPVクラスチャンピオンとなる。2003年からチャンプカー・ワールド・シリーズの傘下であるトヨタ・アトランティック・シリーズに参戦、ランキング6位になる。2004年も同シリーズに参戦し、ポールポジション1回、ポートランドで2位に入賞するなど活躍し、ただ1人全戦完走を成し遂げ、ランキングは3位となる。
2005年レイホール・レターマン・レーシングからインディカー・シリーズにデビュー、女性として同シリーズとしてはサラ・フィッシャーに次ぐ2人目のフル参戦である。第5戦のインディ500では女性として初のラップリーダーとなり、インディ500史上女性最上位となる4位に入賞する。また、第8戦カンザスでの初ポールポジションを皮切りに、ルーキーとしては最多タイとなる3回のポールポジションを獲得することとなる。この年は雑誌の表紙を飾ったり、TVガイドやESPNでも取りあげられるなど、アメリカスポーツ界に一躍ダニカ旋風が巻き起こることとなった。
2008年も引き続きアンドレッティ・グリーン・レーシングから参戦し、ツインリンクもてぎで行われた第3戦インディジャパン300でついに初優勝を達成した。これはダニカ自身の初優勝であると同時に、インディカー史上初の女性ドライバーの優勝である。
2017年9月12日、スチュワート=ハース・レーシングはパトリックが2017年シーズン限りで離脱することを発表した。去就が注目されていたが、2018年はデイトナ500及びインディ500に参戦し現役引退する意向を発表した。
現役最終年の2018年はプレミアム・モータースポーツの7号車でデイトナ500に参戦したが、101周目のクラッシュに巻き込まれリタイヤとなった。現役最後となるレースのインディ500はエド・カーペンター・レーシングからの参戦を発表。5月19日に行われた予選1日目(バンプ・デイ)のアテンプトでは9番手となり、翌5月20日の予選2日目(ポール・デイ)に行われたファストナイン・シュートアウトでは順位を2つ上げ、3列目インサイドの7番グリッドを獲得した。
ダニカ・パトリック「女性ドライバーは男性と一緒にレースをするべき」厳しい環境に身を置かなければならないと主張 | autosport web