2022年4月13日水曜日

西城秀樹



4月13日は、歌手・俳優の西城秀樹の誕生日です。2018年5月16日没。63歳。

西城 秀樹(さいじょう ひでき、1955年〈昭和30年〉4月13日 - 2018年〈平成30年〉5月16日)は、日本の男性歌手・俳優。新御三家の1人。 本名:木本 龍雄(きもと たつお)。広島県広島市出身。アースコーポレーション所属。

西城は「新御三家」の一人として、今日に繋がる男性アイドルの原型を作り上げ、「歌謡曲の新時代」を築いた人物の一人で、日本のエンターテイメントを切り拓いたパイオニアである。

日本の男性アイドルの「新御三家」として売り出された際、郷ひろみは「可愛い美少年」、野口五郎は「歌が上手い」とされ、西城は大きいだけであまり特長がないと見なされた。そこでスタッフは、彼らと差別化を図り、西城の個性を活かすため、「情熱的でセクシーな、男性的魅力」をコンセプトとして打ち出していこうと決めた。そのコンセプトに沿って、楽曲やダンスの振り付け、衣装が創作されていった。プロデューサーも西城の音楽的バックボーンを理解し、海外のサウンドと日本のメロディをドッキングさせるロック/ポップス寄りの楽曲作りが行われた。意図的に激しいロック調の曲を作り、女性ファンがより興奮しやすくなるようなストレートなフレーズを歌詞に散りばめた。派手でセクシーなアクションと長身かつ、長い脚が映えるビラビラ衣装がそのイメージを決定づけた。初期にはエルヴィス・プレスリーを意識した衣装など、アメリカナイズした雰囲気を衣装に取り入れた。

1973年9月にリリースされた6枚目のシングル「ちぎれた愛」は、曲中「僕の気持ちを信じて、君をはなすもんか、好きだ、好きだよ、好きなんだよー!」とインパクト絶大な台詞が挿入された最初の作品で、喉の奥底からハスキーな歌声をしぼり出すように歌い上げ、初めてオリコン1位を獲得。180cmを超える長身から発する歌声は圧倒的で、その歌唱法は「絶唱型」、のちに「絶叫型」といわれた。長身をくねらせ、長い髪を振り乱して、全身全霊を込めた喉が張り裂ける様な歌唱法は、激しいアクションとともに、それまでのアイドルに見られなかったもので、次作品の「愛の十字架」、1974年の「傷だらけのローラ」、1975年の「至上の愛」へと受け継がれて徐々にエスカレートしていき、女性ファンを熱狂させた。「傷だらけのローラ」では、新人賞も紅白も出場できなかった前年の悔しさが募り、「早く自分のスタイルを確立したい」と焦り、アメリカで流行っていたシャウト唱法を加えたい」と意見した。

西城の歌唱力は今日評価が高く、所属事務所「芸映」後輩でもあった岩崎宏美は西城の特徴的な歌声について「誰にもまねできないでしょうね」と評した。松任谷由実は「西城秀樹っていう人は圧倒的にスターだったと思う」と述べ、スター性の根源には「声の素晴らしさがある」と話し「歌手は声がその運命を100%以上決める」と持論を述べ、「斜のかかった強い少年声というのか..大好きな声です」と話している。ミッツ・マングローブは「ヒデキは私にとって最初の"ヒーロー"でした。自分の本質とは真逆の、快活で社交的な男子性の塊みたいなヒデキに対し、それでも無抵抗に心躍ることができたのは、やはりその歌声と健やかな大衆性が圧倒的だったからに他なりません」と述べている。三原じゅん子は西城を「アイドルを超えた歌唱力の持ち主」、黒柳徹子は「『ザ・ベストテン』の出演者のなかで、ダントツに歌がうまかった」、鴨下信一は「歌唱力は同時代の誰よりもあった」と評している。

引用元:西城秀樹 - Wikipedia









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