9月28日は、オランダ・ユトレヒト出身のファッションモデル・映画女優である、シルビア・クリステル(Sylvia Kristel)の誕生日です。一般に「エマニエル夫人」「卒業試験」「続エマニエル夫人」「チャタレイ夫人の恋人」などの官能的な映画に出演したことで有名。2012年6月に咽頭癌の手術を受け、その後に脳卒中で倒れてアムステルダムの病院に入院していたが、同年10月17日、入院先の病院で死去。60歳没。
シルビア・クリステル(Sylvia Kristel、1952年9月28日 - 2012年10月17日)は、オランダ・ユトレヒト出身のファッションモデル・映画女優。身長174センチメートル。瞳はモスグリーン。
1973年に『処女シルビア・クリステル/初体験』で映画デビュー。3本のオランダ映画は全て1973年製作で、タイトルは、『Because of the Cats』『Frank en Eva』『Naakt over de schutting』で、『エマニエル夫人』公開前は全て日本で未公開のため、それぞれ『猫が原因』『フランクとエバ』『フェンス越しの裸体』と直訳されていた。映画デビュー作は日本では『猫が原因』と報道されていたが、『エマニエル夫人』公開後のシルビア人気で『Frank en Eva』を『処女シルビア・クリステル/初体験』と日本語タイトルを付け、これを映画デビュー作と称して日本でも公開された。
オランダ時代に27歳年長のベルギーの作家・詩人・フーゴ・クラウスと同棲し、1975年に生まれたアルチュールという息子が1人おり、彼もまた映画俳優になっている。1970年代半ばを通して、フーゴ・クラウスと交際していた。
1974年にエマニュエル・アルサンの人気小説『エマニュエル』を映画化したソフトコア映画『エマニエル夫人』に出演し、世界的な名声を獲得する。その後の続編3作とテレビシリーズにも出演している。
彼女は自らエマニュエルのような役を自分のはまり役と考え、しばしばこのような役を演じている。例としてチャタレイ夫人や第一次世界大戦での女性スパイ、マタ・ハリなどが挙げられる。
2002年に喉頭癌、2004年には肺癌の手術を受けている。
晩年はオランダのアムステルダムに居住。年下の男性と同棲し、絵を描くことに没頭して暮らした。2012年6月に咽頭癌の手術を受け、その後に脳卒中で倒れてアムステルダムの病院に入院していた。同年10月17日、入院先の病院で死去。60歳没。