9月26日は、イングランド出身のロックミュージシャン・シンガーである、ブライアン・フェリー(Bryan Ferry)の誕生日です。ロックバンド「ロキシー・ミュージック」での活動やソロでの活動が有名。現在でも現役で歌っている。
ブライアン・フェリー(Bryan Ferry、CBE、1945年9月26日 - )は、イングランドのロック・ミュージシャン、シンガー、作曲家。ロキシー・ミュージックやソロ活動で有名である。
「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第60位。
フェリーは、R&Bやソウル・ミュージックといったブラック・ミュージックから大きな影響を受けた。一方、ロキシー・ミュージックは、ヨーロッパ的ダンディズムを感じさせるサウンドを基本にして、グラム・ロック全盛期にふさわしい奇抜なファッションによる話題性を提供した。グラム・ロックの路線を変更した後もダンディズムは継承され、今日に至る彼のソロ活動に脈打っている。彼の音楽性の大きな特徴の一つとして、ブラック・ミュージックとヨーロッパ的ダンディズムが共存していることが挙げられよう。
優れたソングライターであり、ロキシー・ミュージックの曲作りの中心を担ってほぼ全曲を手掛けたが、ソロ活動では前述のように他人の曲も多く取り上げた。
ヴォーカリストとして認識されているが、ロキシー・ミュージックではキーボーディストを兼任した。イーノ在籍時に発表された2作のアルバムではシンセサイザーを除くキーボードの演奏を一手に引き受け、ステージでも基本的には演奏しながら歌っていた。その後も、ロキシー・ミュージックのアルバムとソロ・アルバムの両方で他のメンバーやゲストと演奏を分担し、ステージでも頻度は減少したものの数曲では以前のように演奏しながら歌った。多くのアルバムとライブにて披露されているキーボードは、「ぶっきらぼう」な印象を受ける個性的な演奏で、豊かなセンスと限られた演奏技術とが生み出すヘタウマの典型である。
時にハーモニカとギターも演奏する。彼のハーモニカ演奏はロキシー・ミュージックの「グレイ・ラグーン」、「エンド・オブ・ザ・ライン」、ソロの「レッツ・スティック・トゥゲザー」、「シェイム・シェイム・シェイム」、「恋を探して」と「ゴッデス・オブ・ラヴ」、2000年代半ば以後のコンサートでの「ボス・エンズ・バーニング」などで聴ける。ハーモニカは本来ブルースの楽器であるが、フェリーの演奏にはソウルフルな味わいがあり、彼のルーツを知る手掛かりとして興味深い。