8月12日は、イギリス、スコットランドのグラスゴー生まれのミュージシャン・ギタリスト・ソングライターで、主に80年代に一世を風靡したロックバンド「ダイアー・ストレイツ」でリーダー・ギタリスト・ボーカリストとして活動していた、マーク・ノップラー(Mark Knopfler)の誕生日です。独特のフィンガー・ピッキング奏法によるギタープレイが有名。ダイアー・ストレイツは1995年解散、後にソロアーティストとして活動を続けている。
マーク・ノップラー OBE(Mark Freuder Knopfler OBE、1949年8月12日 - )は、イギリス、スコットランドのグラスゴーに生まれたミュージシャン、ギタリスト、ソングライター、音楽プロデューサー。
音楽的には、ボブ・ディラン、J・J・ケイル、ハンク・マーヴィン等から強い影響を受けている。
ポップカルチャー情報誌『ローリング・ストーン』の2003年8月号のカバーストーリー「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第27位となった。2011年の改訂版では第44位。
リーズ大学卒業後は新聞記者や教師をしつつ複数のバンドを掛け持ちしてパブに出入りするようになる。なお、生来左利きであるが、ギターを弾く時は右手で爪弾く。1970年代半ばにロックバンド「ダイアー・ストレイツ」を結成。その後、リーダーとして活動休止までバンドを牽引し、スターダムに押し上げる。
ダイアー・ストレイツでの活動を通して、その独特のフィンガー・ピッキング奏法によるギタープレイや、トータルな楽曲プロデュース能力が、他の多くのミュージシャンの目にとまることとなり、数多くのセッションに参加。ボブ・ディランを筆頭に、スティーリー・ダン、エルトン・ジョン、スティング、エリック・クラプトン、ブライアン・フェリー、ジュールズ・ホランドなど、数多くのミュージシャンと親交を深める。また、ほぼ同時期に映画音楽にも参入し、『ローカル・ヒーロー』『CAL』『プリンセス・ブライド』『ワグ・ザ・ドッグ』などを手がける。
1988年からはダイアー・ストレイツとしての活動を一度停止し、1990年には、ノッティング・ヒルビリーズ名義のアルバム『ミッシング』や、チェット・アトキンスと連名のアルバム『ネック&ネック』を発表した。
1995年、ノップラー達はダイアー・ストレイツを解散させる。翌1996年、ノップラーはサウンドトラックを除けば初のソロ・アルバム『ゴールデン・ハート』をリリースした。続く2枚目の『セイリング・トゥ・フィラデルフィア』は全世界で400万枚を超える大ヒットとなる。2004年秋にはアルバム『シャングリ・ラ』を発売。2006年には数年来レコーディングを続けてきたカントリー歌手エミルー・ハリスとのデュエットアルバム『オール・ザ・ロードランニング』の発売と、プロモーションツアーを敢行した。
その後も、『Kill To Get Crimson』(2007年)、『Get Lucky』(2009年)、『Privateering』(2012年)といったソロ・アルバムを全英アルバムチャートのトップ10に送り込み、2015年に発売された8作目のソロ・アルバム『Tracker』では、ソロで初、バンド時代も含めれば24年ぶりとなる全英トップ3入りを果たしている。