4月8日は、俳優の露口茂(つゆぐち しげる)の誕生日です。代表作に「太陽にほえろ!」で1972年7月から1986年4月まで「山さん」こと山村精一警部補役で出演が最も有名。1995年以降は俳優/声優としての出演はない。
露口 茂(つゆぐち しげる、1932年〈昭和7年〉4月8日 - )は、日本の俳優。東京府東京市生まれ(愛媛県育ち)。 2024年現在は俳優業から引退状態にある。
先輩に誘われて愛媛大学を2年で中退し、1955年に劇団俳優座演劇研究所付属俳優養成所に第7期生として入所、井川比佐志、田中邦衛、藤岡重慶、山本學らと同期となった。同期の田中邦衛とポスター張りなどのアルバイトをする。1957年にNHKのテレビドラマでデビュー、1958年俳優座養成所を卒業、「劇団新人会」に入団。
1959年、古川卓巳監督の日活映画『逃亡者』で映画デビューを果たし、同年には映画『女子大学生 私は勝負する』にも出演したが、劇中の水着のシーンに問題があるとして、たった一日で上映が打ち切られた。
舞台を中心に活動する一方、山田洋次監督の『霧の旗』、今村昌平監督作品、日活映画などやテレビドラマで、悪役、犯人役、好青年まで幅広く演じる、個性派の性格俳優として売れっ子になった。
1972年7月から1986年4月までの13年9ヶ月間、691話にわたって、刑事ドラマ『太陽にほえろ!』で露口の代表作ともなった山村精一警部補(落としの山さん)を演じた。以降しばらく『太陽にほえろ!』のスケジュールのため約10年間映画から遠ざかり、テレビのみの活躍となった。
1994年:『土曜ワイド劇場』「森村誠一の終着駅シリーズ」第4作となる「碧の十字架」に主演、現在までに俳優として、最後の主演作で出演作である。
1995年:スタジオジブリの映画『耳をすませば』公開。バロンの声の吹き替えを務めた。これが俳優/声優として、現在まで最後の仕事である。
「人生という多彩で、しかも底知れない奥行きを持ったドラマを演じきれる数少ない俳優のひとり」、「明るさの半面にねじ曲がった暗い影、小心さとふてぶてしさが同居するといった両極端の個性を演じられる俳優」、「内に情熱を秘めた静かな男を演じさせたら、露口茂ほど実在感を表現する役者はいない。」など、その演技力は高く評価された。
自身のプライベートを極度に大切にしているため、親しい間柄の人間にもプライベートなことは決して語らず、『太陽にほえろ!』のスタッフや関係者でも、既婚であると知る者は少なかった。
俳優はあくまでも役を演じている自分を見てもらうことが重要という考えで、プライベートなことを余り語ろうとはしなかった。また壁にぶつかる事が俳優として重要であると話していた。引用元:露口茂 - Wikipedia