8月14日は、ファッションモデル・女優の山口小夜子(やまぐち さよこ)の命日です。2007年8月14日没。57歳。
山口 小夜子(やまぐち さよこ、1949年9月19日 - 2007年8月14日)は、日本のファッションモデル。「日本の元祖スーパーモデル」とも称されている。神奈川県横浜市生まれ。活動はモデルだけに留まらず女優、パフォーマー、ファッションデザイナー、と多岐にわたった。また晩年は、その活動を自ら「ウェアリスト」と名乗っていた。
1971年にプロのモデルとしてデビューし、山本寛斎の「やまもと寛斎ロンドン・コレクション凱旋ショー」や高田賢三、三宅一生のショーに出演して注目を集める。1959年にルイ・フェロー(英語版)に見出されて、アジア系モデルとして初めてパリコレクションに起用された松田和子、1960年にピエール・カルダンに見出された松本弘子に続き、1972年のパリコレクションに起用された。唯一無二のモデルとして存在感を示したことから、パリコレやニューヨークコレクションに常連で出演するようになる。さらに、イヴ・サンローラン、ジャン=ポール・ゴルチエなど、海外のトップデザイナーにも重用され、以後海外を飛び回った。また、世界的ファッション雑誌『VOGUE(ヴォーグ)』にもたびたび登場した。
2007年8月14日、急性肺炎のため死去した。57歳没。葬儀は親族だけで執り行われ、9月19日にお別れの会が開かれた。最後の出演映画となった『馬頭琴夜想曲』の木村威夫監督は小夜子について「1週間ほど前に会ったばかりだったが、体調が悪い様子はなかった」と語っていることから、いかに突然だったかが窺える。生前は世界的に名の知れたモデルでありながら、私生活は謎めいた存在も相まって、死後から“伝説のモデル”とも称されるようになった。