8月27日は、アメリカのギタリスト・歌手のスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)の命日です。1990年8月27日未明にヘリコプター事故で死去。35歳没。
スティーヴィー・レイ・ヴォーン(英語: Stevie Ray Vaughan、本名:スティーヴン・レイ・ヴォーン(英語: Stephen Ray Vaughan)1954年10月3日 - 1990年8月27日)は、アメリカ合衆国のギタリスト、作曲家、歌手。アルバート・キング、エルモア・ジェームス、オーティス・ラッシュらの強い影響を受けている。同郷のジョニー・ウィンターの後継者的存在。兄は元ファビュラス・サンダーバーズのジミー・ヴォーン。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第7位、2011年の改訂版では第12位。
1975年、「トリプル・スレット・レヴュー」を結成。このバンドの2代目ドラマーとして加入したのがクリス・レイトンであった。1978年、バートンがバンドから脱退。残されたメンバー、スティーヴィー、クリス、ジャッキー・ニューハウス(ベース)は「ダブル・トラブル」と名乗り活動を続行する。スティーヴィーがリード・シンガーも兼任するようになったのはこの時からである。
1981年、ベーシストが元ジョニー・ウィンター・バンドのトミー・シャノンに交替。
1983年、デヴィッド・ボウイのアルバム「レッツ・ダンス」に参加し、創造的なギター・プレイを披露した。同曲の大ヒットにより、知名度が徐々に全米規模に拡大していった。
同年、ジャクソン・ブラウンのスタジオで録音した「スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル」名義で最初のアルバム「Texas Flood(ブルースの洪水)」を発表。50万枚を売り上げてゴールド・ディスクを獲得。1984年、2作目「Couldn't Stand the Weather」(ゴールド・ディスクを獲得)を発表。
1985年、1月に来日。来日公演では発表を間近に控えていた「Soul to Soul」から"Say What!"も演奏される。同年、キーボードにリース・ワイナンズが加入。3作目「Soul to Soul」(ゴールド・ディスクを獲得)を発表。
この後、麻薬中毒とアルコール中毒になり入院。麻薬中毒の治療は、ジョージア州アトランタで行われた。
1990年、8月26日、ウィスコンシン州イースト・トロイのアルパイン・ヴァレイ・ミュージック・シアターで行われたブルース・フェスティバルに出演。エリック・クラプトン、バディ・ガイ、ロバート・クレイ、ジミー・ヴォーンらと共演。終了後、シカゴ行きのヘリコプターに乗り込むが、8月27日未明にアルパイン・ヴァレイ・リゾートにあるスキー場のゲレンデに濃霧で視界を失ったヘリコプターが墜落、エリック・クラプトンのボディガードを含む乗員全員と共に死去。
スティーヴィーは現在、故郷ダラスのローレル・ランド・メモリアル・パークに眠っている。