12月31日は、60年代から70年代にかけて日本に所謂「脱出ブーム」を巻き起こした、マジシャンの引田天功 (初代)の命日です。1979年12月31日没。45歳。
初代・引田 天功(ひきた てんこう、1934年7月3日 - 1979年12月31日) は、日本のマジシャン(イリュージョニスト)、催眠術師。本名は引田 功(ひきた いさお)。師匠は松旭斎天洋。
水中や爆発などの極限状態からの脱出マジックを得意とし、「日本の脱出王」の異名を取った。
神奈川県横浜市生まれ。日本大学高等学校、日本大学工学部卒業。1968年から1975年まで7回にわたって日本テレビの特番(主に木曜スペシャルの枠内)として放送された脱出イリュージョンは「死のジェットコースター大脱出」、「死の火煙塔大脱出」「死の水道管大脱出」「油地獄水面炎上大脱出」といった従来のマジックからは考えられないほどのスケールの大きさで毎回高視聴率を記録し、日本中に脱出ブームを巻き起こした。
1979年大晦日に死去。45歳没。「引田天功は脱出マジックに失敗して命を落とした」「煙を吸い込んで、肺を痛めたのが早世につながった」との噂もたったが、公式の死因発表は心臓病死である。
1976年から引田に師事し、1977年には引田の代役で「空中ケーブルからの大脱出」をこなしていた若手タレント朝風 まりが引田の死後、後援会の要請で1980年12月15日に二代目・引田天功を襲名、プリンセス・テンコーの別名で活躍している。
他の弟子に引田天洋やナポレオンズ、中島誠之助がいる。
声優の小桜有美(初妻・小桜京子との間の子)、80年代のアイドルグループ少女隊のトモ(次妻との間の子)は娘。