さて2月14日。世間ではバレンタイン・デーだそうで。実はチョコレート会社の策略らしいですがそれはまぁ置いといて、女性が愛の告白とともに意中の男性にチョコレートを贈る日という事だったはずなのですが、どうやら近年ではそれらの意義が変わって来ているようで。男性が女性に贈ったり、同性同士で贈り合ったりと、何とも自由な感じになって来ている様です。
音楽の世界でも、特に日本ではポピュラー音楽を中心に所謂季節ソングが存在していて、バレンタイン・ソングも数多く存在しています。自分の中でのお気に入りソングもあるのですがそんなのはラジオでもテレビでも聴き飽きる程流れまくると思うので、今回はちょっと捻くれた当サイトらしく、イタリアン・プログレッシブ・ロックの名盤の中から一曲。
P.F.M.(Premiata Forneria Marconi)1975年発表の5作目「Chocolate Kings」からタイトルトラック「チョコレート・キングス」。実にスリリングなPFM流のロックンロールナンバーですが、実は歌詞は痛烈なアメリカ批判という、何とも言えない感じ。演奏は当然素晴らしく、脂の乗った時期のPFMの演奏が楽しめる。
ProgLyrics(プログレッシヴ・ロック名詞選): 「チョコレート・キングズ」PFM
PFM Chocolate Kings - YouTube
チョコレート・キングス
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本作は初の北米ツアーとその模様を収めたライヴ盤を発表後、元アクア・フラジーレのベルナルド・ランゼッティを迎えて6人編成となった彼らが発表した通算5作目。バンド絶頂期の勢いそのままにチャートを駆け上った緊迫感溢れる一枚。アメリカに対する痛烈な皮肉を内包した本作は、英マンティコア盤とはジャケット・デザインが異なるイタリア・オリジナル仕様。