11月3日は、「恋はみずいろ」や「オリーブの首飾り」など日本でもお馴染みの名曲を多数世に送り出した、フランスの作曲家・編曲家・指揮者・ピアニスト・チェンバロ奏者のポール・モーリアの命日です。2006年11月3日没。81歳。
ポール・モーリア(Paul Mauriat, 1925年3月4日 - 2006年11月3日)は、フランスの作曲家、編曲家、指揮者、ピアニスト、チェンバロ奏者。特に日本ではNHKラジオ第一放送などで頻繁にオンエアされ、レイモン・ルフェーブル、フランク・プゥルセルらと並ぶイージーリスニング界の有名音楽家となった。
日本においては、1965年12月に他アーティストのシングル盤B面収録曲として『夜のメロディー』が初めて発表(FL-1203)され、翌年5月に発売された『超ステレオ! 魅惑のヨーロッパ・トップ・ヒッツ』(SFL-7284)、『赤いサラファン/永遠なるロシア〜ポール・モーリア・ストリングス・ムード』(SFX-7052)の2アルバム以降、1990年代はじめまで概ね年間2〜3枚のペースでコンスタントに新作アルバムを発表。シングル盤でも『恋はみずいろ』(1968年)、『蒼いノクターン』(1969年)、『エーゲ海の真珠』(1971年)、『涙のトッカータ』(1973年)、『オリーブの首飾り』(1975年)など立て続けにヒットを重ねた。とりわけ『オリーブの首飾り』のヒット効果は大きく、ベストアルバムとして発売された『ポール・モーリア グレイテスト・ヒッツ・リフレクション18』(FDX-7001)が1976年度のオリコン年間アルバムチャート21位に、『ポール・モーリア グレイテスト・ヒッツ24』(FDX-9201/2)が1977年度の同11位に記録されている。それ以前にもモーリア版『ヘイ・ジュード』がテレビドラマ『おふくろの味』のテーマ曲に起用されたのをはじめとして、1986年の開始以来現在まで放送が続いているTBS系ラジオ番組『大沢悠里のゆうゆうワイド』(2016年4月9日からは『大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版』に変更)のテーマ曲として使用されている『はてしなき願い』など、NHKラジオ第一放送や民放のAM/FMラジオ番組、ほかにテレビ番組や手品・奇術、BGMなどに多岐に渡ってモーリアの演奏作品が使用されている。