6月24日は、イングランドのロックシンガー兼ソングライターのアーサー・ブラウンの誕生日です。1968年にクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン名義で発表したシングル「ファイアー」のヒットでよく知られている。そのメイクは後のアリス・クーパーやキッスなどに影響を与える。現在もソロで活動中。
アーサー・ブラウン(Arthur Brown、1942年6月24日 - )は、華やかで大仰なパフォーマンスと力強く幅広いオペラボイスで知られるイングランドのロック・シンガー兼ソングライター。1960年代末からクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン、キングダム・カムなどのバンドでリード・シンガーを務め、さらにソロとして活動を続けた。長年に渡って、そのボーカル・スタイルと狂気じみたステージ上のペルソナとコンセプトで、幅広いミュージシャンに大きな影響を与えてきた。
ブラウンはショック・ロックとプログレッシブ・ロックのパイオニアであると考えられており、ヘヴィメタル音楽にも影響を与えている。彼は最も注目すべきクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン、キングダム・カムをはじめ、幾つかのグループのリード・シンガーを務めた。さらにソロ・シンガーとして活動を続け、ホークウィンド、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックス、クラウス・シュルツェ、フランク・ザッパとの関係を続けた。
彼は1968年にクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン名義で発表したシングル「ファイアー」(Fire)で最もよく知られている。このシングルは、イギリスとカナダのシングル・チャートで1位、アメリカのビルボード100で2位に達した。この曲が収録されたアルバム『クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン』はイギリスとアメリカのチャートでそれぞれ最高位2位と7位を記録した。
キングダム・カムのアルバム『ジャーニー』(1973年)は「振り返ってみるとドラムマシンを使用した最初のロックレコードの1つとして最もよく知られていたが、1973年にはまだ全く目新しかった」。
シングル「ファイアー」の成功の後、マスコミはブラウンが曲の冒頭で叫んだ一節を参照して、彼をしばしば「The God of Hellfire(地獄の炎の神)」と呼んでいる。