4月2日は、アメリカ出身のジャズドラマー、バディ・リッチの命日です。1987年4月2日没。69歳。
バディ・リッチ(Buddy Rich、1917年9月30日 - 1987年4月2日)は、アメリカ合衆国のジャズ・ドラマー、バンドリーダー。
細かく刻んだ音符を、速く正確に叩く超絶技巧を得意とし、長時間演奏してもグルーブ感が損なわれないのが特長である。アメリカではビッグバンド・ジャズの新境地を開いた人物、およびビバップの誕生に協力したジャズ・マンとして尊敬されている。
1937年、ジョー・マーサラ楽団に加入し、1940年代にかけてバニー・ベリガン、アーティ・ショウ、トミー・ドーシー等のスウィング・ジャズ・バンドで活動した。1947年にはチャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピーらによるアルバム『バード・アンド・ディズ』の録音に参加、同作品は、ビバップの誕生を告げたアルバムのひとつとなる。1950年代にはハリー・ジェイムス楽団、カウント・ベイシー楽団等のゲスト・スタードラマーとしても活動した。1959年心臓発作に見舞われ入院、医師よりドラムを止めるように言われたが、退院後まもなくドラムを再び演奏し始めた。
1966年に自楽団を結成し、以後、晩年までドラマー兼バンドリーダーとして活動。1970年代にはファンク色の強い音を打ち出し、ジャズ・ファンクやレア・グルーヴのファンからも人気を得た。
1987年4月2日、ロサンゼルスで死去した。