5月12日は、女優・歌手の裕木奈江(ゆうき なえ)の誕生日です。「田沢奈江」や「田辺奈江」名義での活動歴あり。1990年公開の「曖・昧・Me」に主演、歌手活動も兼ねる。代表作に「ウーマンドリーム」「ポケベルが鳴らなくて」「光の雨」「硫黄島からの手紙」など。海外では「NAE」名義で活動する。
裕木 奈江(ゆうき なえ、1970年〈昭和45年〉5月12日 - )は、日本の女優、歌手。
神奈川県横浜市瀬谷区出身。テックスエージェンシー所属。海外ではNAE名義で活動する。
1987年9月から1988年5月まで伊藤正次演劇研究所にて研究生として学んだ後、東京アクターズスタジオの第1期生となる。
1988年公開の映画『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』に本名の田沢 奈江名義で出演する。1990年公開の『曖・昧・Me』に主演する。裕木 奈江の芸名は作家の五木寛之が付けた。
1990年代にテレビドラマ・CM・歌番組などのテレビ番組に出演し、JRAのCMで高倉健と共演、フジテレビ系連続ドラマ『ウーマンドリーム』(1992年)の挿入歌「泣いてないってば」以後8枚のアルバムを発売、ニッポン放送の深夜番組『裕木奈江のオールナイトニッポン』のパーソナリティ、などでアイドルとして人気を博す。
1992年放送のフジテレビ系スペシャルドラマ『北の国から'92巣立ち』で、黒板純(吉岡秀隆)の恋人である松田タマコとして、純の子を妊娠して中絶する役を演ずる。1993年放送の日本テレビ系連続ドラマ『ポケベルが鳴らなくて』で、緒形拳が演ずる友人の父と不倫に陥り家庭を壊す役を演ずる。これら女性から共感を得難い役柄を自然体で演じ、ドラマ制作に関連するトラブルを契機に、「ぶりっ子」「嫌いな女優No.1」などと女性雑誌から“女性の敵”などと激しくバッシングされる。この騒動についてのちに「忙しかったので、バッシングを気にしている暇がなかった」「3 - 4時間ほどしか毎日寝る時間がなく、後から騒動を知ったほどだった」と語る。
1997年に所属事務所「IMADOKI」が倒産して「コムスシフト」へ移籍すると、アイドル業から退いて女優業を推め、20代半ばからテレビ・ラジオ進出以前からの古巣であった映画界や舞台を中心に活動する。
1999年の写真集『UNRELEASED FILMS』で初めてオールヌードを披露し、2001年公開の映画『光の雨』で永田洋子をモデルとする冷酷非情な新左翼幹部を「劇中劇」で演ずる。
2006年4月にクリント・イーストウッドが監督する映画『硫黄島からの手紙』にNAE名義で出演する。以降ハリウッド映画出演時はNAE名義を使用し、同年7月に日本の舞台『無頼の女房』で作家坂口安吾の妻役を演ずる。
2007年にデヴィッド・リンチが監督する映画『インランド・エンパイア』に出演し、同年アイスランド映画『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』に日本人メイド役で出演する。
2017年 デヴィッド・リンチが脚本と監督を担う海外ドラマ『ツイン・ピークス The Return』にアジア人で唯一デヴィッド・リンチ監督から直接キャスティングされる。アメリカSHOWTIMEで5月21日から9月3日まで、日本はWOWOWで7月22日から放送する。引用元:裕木奈江 - Wikipedia