7月6日は、アメリカのトランペット奏者・作曲家・歌手のルイ・アームストロング(Louis Armstrong)の命日です。ジャンルとしてはジャズ、トラディショナル・ポップ。愛称は「サッチモ」。1971年7月6日に亡くなった。69歳没。
ルイ・アームストロング(英語: Louis Armstrong、1901年8月4日 - 1971年7月6日)は、アメリカ合衆国のトランペット奏者・作曲家・歌手。愛称はサッチモ (英語: Satchmo)、ポップス (英語: Pops)、ディッパー・マウス (英語: Dipper Mouth)。口が大きいのでSatchel Mouth(小型カバン口つまり大口)略してSatchmo(サッチマ)と呼ばれた。
1923年、シカゴに移りキング・オリヴァーの楽団に加入。同年、初のレコーディングを行う。1924年にはニューヨークに行きフレッチャー・ヘンダーソン楽団に在籍。この時期、ブルースの女王ベッシー・スミスとも共演。その後シカゴに戻り、当時の妻リル・ハーディン・アームストロング(ピアノ)らと共に自分のバンドのホット・ファイヴを結成。同バンドが1926年に録音した楽曲「Heebie Jeebies」は、ジャズ史上初のスキャット・ヴォーカル曲として知られる。1925年11月~1932年、オーケー・レーベルで録音が行われた。
1930年代にはヨーロッパ・ツアーも行った。第二次世界大戦時には慰問公演も行った。しかし人種差別が法的に認められていた当時のアメリカでは、公演先でも白人と同じホテルへ泊まれない他、劇場の入り口さえ別々というような差別を受け続けた。1932年にビクター専属となり、1939年からデッカで録音が行われた。
1950年代には「バラ色の人生」や「キッス・オブ・ファイア」等が大ヒット。また、1953年には初の日本公演を行う。1956年にはエラ・フィッツジェラルドとも共演。1960年代、時代がビートルズを代表とするポップ・ミュージック一色となる中でも、多くのアメリカ国民に受け入れられた。ビートルズが連続1位の記録を1964年2月から更新中の1964年5月9日に「ハロー・ドーリー!」が全米№1を記録し、ルイ(63歳)は全米を驚愕させる。
1967年には「この素晴らしき世界」が世界的なメガヒットとなった。1968年には『サッチモ・シングス・ディズニー』を発表した。
1969年には『女王陛下の007』の主題歌に近い挿入歌「愛はすべてを越えて」を発表。イギリスでは1994年に「ミュージック・ウィーク」誌で、最高位3位を獲得している。
音楽性とサービス精神旺盛なエンターテイナーぶりが評価され、映画にも多く出演した。代表作はフランク・シナトラやビング・クロスビーと共演した『上流社会』や『5つの銅貨』『ハロー・ドーリー』等である。