12月23日は、イングランド出身のロックシンガーである、グラハム・ボネット(Graham Bonnet)の誕生日です。1968年に「ザ・マーブルス」でデビュー、1979年に「レインボー」に加入、1982年に「マイケル・シェンカー・グループ」1983年「アルカトラス」1988年「インペリテリ」と様々なバンドで唄うこととなる。現在もソロやバンドでその熱い歌唱を聴かせてくれる。
グラハム・ボネット(Graham Bonnet, 1947年12月23日 - )は、イングランド生まれでアメリカ合衆国・ロサンゼルス在住のロックシンガー。レインボーやアルカトラスのヴォーカリストとして有名。声域は4オクターブあると言われている。
革ジャンやロングヘアに代表されるハードロックファッションを嫌う。アルカトラスのプロモーションで来日した際、ベストヒットUSAに出演して「(レインボーでは)ヘアスタイルのことでリッチー(・ブラックモア)とよく喧嘩をした」と発言し、小林克也に「リッチーからギターで殴られたのは本当?」と問われて「髪の毛を五分刈りにしてきたからね」と答えた。レインボー時代について「髪を伸ばしてハードロックファッションをするようリッチーに言われたが、自分に求められたのは声であり、ハードロックファッションやヘアスタイルではないから」「リッチーは声とスタイルが合っていないと思っていたのではないか」と語った。
しかし、これまでのキャリアで一番の思い出がレインボー時代と語っていた事もあった。
インタビューではその時の気持ちを率直に話してしまう。
右利きだが腕時計は右腕につけている。ステージに立つときも腕時計をつけたままで歌うことがある。
10代の頃に肉屋でバイトをしていた際、動物が屠殺されるのを見て嫌悪感をもよおしたのが原因でベジタリアンとなった。肉類は一切口にせず、人工皮革以外の革製品も身につけない。
常にコンバースのスニーカーを履いている。ステージでスーツを着る際も、靴はコンバースである。レインボー時代は人工皮革製のキューバン・ヒール・ブーツを履く事もあった。
歌詞を覚えるのが苦手でレインボー時代からステージに歌詞カードを置くことが多い。これは長年のアルコール依存症で脳が悪影響を受けて記憶力に問題があるため、と述べている。アルカトラスの「Too Young To Die, Too Drunk To Live」はアルコールとドラッグについて綴った歌詞であり、「Will You Be Home Tonight」は米国で飲酒運転撲滅キャンペーンにも使われた。また、インペリテリの『Stand In Line』に収録されている「Secret Lover」の歌詞はアルコールのことを比喩的に綴った。
2000年、ANTHEMの『HEAVY METAL ANTHEM』ツアー初日の大阪公演では張り切り過ぎてステージから転落している。
2006年のTaz Taylor Bandの公演で、2004年からは断酒していると告白。アルコール依存症は完治したとも述べている。
2007年10月23日のマリブ火災では自宅の裏庭にまで火が押し寄せ、隣人と消火作業を行っている。
2008年離婚。現在は独身である。
ザ・マーブルス トレヴァー・ゴードンとグラハム・ボネット(右)
グラハム・ボネットと西城秀樹 1981年にソロで出した「孤独のナイト・ゲームス」を1983年に西城秀樹が「ナイト・ゲーム」としてカバーしている。